毎年楽しみにしている夏の文庫フェア。その中でも特に新刊と古典名著のバランスが良い「新潮文庫の100冊」が好きなのですが、ついに書店でも並び始めました!
新潮文庫のこの企画は、100冊の本を「恋する本」「シビレル本」「考える本」「ヤバイ本」「泣ける本」の5つのカテゴリーに分けて紹介しているのが特徴。2019年は昨年と同様、上下巻を含むと計110冊の本がセレクトされているようです。
今年のカテゴリーの内訳は下記の通り(上下巻含む):
- 恋する本 21冊
- シビレル本 23冊
- 考える本 21冊
- ヤバイ本 23冊
- 泣ける本 22冊
昨年はシビレル本が多かったのですが、今年は考える本のラインナップが増えている印象。そして今年の既読冊数は52冊でした。昨年は私生活がバタバタしていて全く新潮文庫が読めなかったので、今年は時間を見つけてちょこちょこ読んでいきたいです。
今年も参考までに全冊リスト化しました:
2019年の新潮文庫の100冊全作品リスト
カテゴリー順→作者名順です。リンクをクリックするとamazonに飛びます。ちなみにプレミアムカバー版が発売されている書籍はその旨記載していますが、amazonではなく店頭での購入が必要になると思いますのでご注意を。そして今年は個人的なオススメを☆でマークしてみました!
恋する本(全21冊)
「あしながおじさん」ジーン・ウェブスター
「ティファニーで朝食を」カポーティ ☆最高
「眠れる美女」川端康成 プレミアムカバー
「ふがいない僕は空を見た」窪美澄 ☆
「若きウェルテルの悩み」ゲーテ ☆
「いなくなれ、群青」河野裕
「陽だまりの彼女」越谷オサム
「春琴抄」谷崎潤一郎 ☆最高
「こころ」夏目漱石 ☆最高 プレミアムカバー
「ケーキ王子の名推理・1」七月隆文
「ケーキ王子の名推理・4」七月隆文
「白いしるし」西加奈子
「車輪の下」ヘッセ ☆
「きみはポラリス」三浦しをん ☆
「錦繍」宮本輝 ☆
「ボクたちはみんな大人になれなかった」燃え殻
「太陽の塔」森見登美彦
「赤毛のアン」モンゴメリ ☆
「月と六ペンス」モーム ☆最高 プレミアムカバー
「7月24日通り」吉田修一
「吾輩も猫である」複数名
シビレル本(全23冊)
「砂の女」安部公房 ☆
「重力ピエロ」伊坂幸太郎
「精霊の守り人」上橋菜穂子 ☆最高
「十五少年漂流記」ヴェルヌ
「江戸川乱歩名作選」江戸川乱歩 プレミアムカバー
「青の数学」王城夕紀
「ナイン・ストーリーズ」J・D・サリンジャー プレミアムカバー
「螺旋の手術室」知念実希人
「燃えよ剣」上・下 司馬遼太郎 ☆最高
「旅のラゴス」筒井康隆 ☆
「シャーロック・ホームズの冒険」コナン・ドイル ☆
「とにかくうちに帰ります」津村記久子
「けさくしゃ」畠中恵
「楽園のカンヴァス」原田マハ ☆
「手のひらの音符」藤岡陽子
「午後の恐竜」星新一 プレミアムカバー
「金閣寺」三島由紀夫 ☆最高
「向日葵の咲かない夏」道尾秀介 ☆
「1Q84」1・2 村上春樹
「ぼくは勉強ができない」山田詠美
「忍びの国」和田竜 ☆最高
考える本(全21冊)
「「超常現象」ー科学者たちの挑戦ー」NHKスペシャル取材班
「受験脳の作り方」池谷祐二
「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」加藤陽子 ☆最高
「こころの処方箋」河合隼雄
「鳥類学者無謀にも恐竜を語る」川上和人
「人間の建設」小林秀雄 岡潔
「孤独のチカラ」齋藤孝
「堕落論」坂口安吾
「さくらえび」さくらももこ
「フェルマーの最終定理」サイモン・シン ☆最高
「きみの町で」重松清
「殺人犯はそこにいる」清水潔
「一日江戸人」杉浦日向子 ☆
「二十歳の原点」高野悦子
「「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー」高橋秀実
「ひとり暮らし」谷川俊太郎
「日本百名山」深田久弥
「人生論ノート」三木清
「日々是好日」森下典子
「遠野物語」柳田國男 ☆
「約束の海」山崎豊子
ヤバイ本(全23冊)
「蜘蛛の糸・杜子春」芥川龍之介 ☆
「残るは食欲」阿川佐和子
「何者」朝井リョウ
「何様」朝井リョウ
「噂」萩原浩
「月の影 影の海」上・下 小野不由美 ☆最高
「変身」カフカ ☆最高
「檸檬」梶井基次郎
「異邦人」カミュ ☆最高
「スタンド・バイ・ミー」スティーヴン・キング
「人間失格」太宰治 ☆ プレミアムカバー
「罪と罰」上・下 ドストエフスキー ☆最高
「迷宮」中村文則
「イノセント・デイズ」早見和真
「スクールカースト殺人教室」堀内公太郎
「ミッキーマウスの憂鬱」松岡圭祐
「仮面の告白」三島由紀夫 プレミアムカバー
「母性」湊かなえ
「淋しい狩人」宮部みゆき
「満願」米澤穂信
「本屋さんのダイアナ」柚木麻子 ☆
泣ける本(全22冊)
「黒い雨」井伏鱒二 ☆
「号泣する準備はできていた」江國香織
「沈黙」遠藤周作 ☆最高
「野火」大岡昇平 ☆
「あつあつを召し上がれ」小川糸
「博士の愛した数式」小川洋子 ☆
「夜のピクニック」恩田陸
「星の王子さま」サン=テグジュペリ ☆最高
「ある奴隷少女に起こった出来事」ハリエット・アン・ジェイコブス
「青い鳥」重松清
「さがしもの」角田光代
「あと少し、もう少し」瀬尾まいこ
「卵の緒」瀬尾まいこ
「ツナグ」辻村深月
「西の魔女が死んだ」梨木香歩 ☆
「水曜日の凱歌」乃南アサ
「老人と海」ヘミングウェイ ☆
「塩狩峠」三浦綾子
「絶唱」湊かなえ
「銀河鉄道の夜」宮沢賢治 ☆最高
「夏の庭」湯本香樹実
「キッチン」吉本ばなな
さいごに
こうやって見ると、実は読んだ気になっていただけで読んだことのない作品があることに気付いたり…。そういえば川端康成の「眠れる美女」とサリンジャーの「ナイン・ストーリーズ」が未読だった…!他にも読み返したい名作が沢山。
2016年と2017年の、個人的にオススメしたい10作品も下記に置いておくので、みなさんも宜しければ参考にしてください。
それではよい読書の夏をご堪能ください!